SIGGRAPH Asia 2021、「コンピュータ・アニメーション・フェスティバル」優秀作品を発表

プレスリリース(2021年12月1日・東京)

「Twenty Something」、「Le Retour des Vagues」、「Les larmes de la Seine」、「Only a Child」がComputer Animation Festival Awardsを受賞

2021年12月14日(火)~17日(金)に東京国際フォーラムで開催される、コンピュータ科学分野の国際学会(ACM)の分科会「シーグラフアジア2021(SIGGRAPH Asia 2021)」運営事務局(ケルンメッセ株式会社)は、コンピュータ・アニメーション・フェスティバル(CAF)の優秀作品を発表しました。CAFは、その年のもっとも優れた作品を世界中の学生作品からプロのプロジェクトまで幅広く募集し審査を経て上映するもので、今年もテクノロジーを駆使した最新の魅力的なビジュアルアートをご紹介します。

CAFは、501本のアニメーション作品の中から審査員によって選ばれた4本の受賞作品を決定しました。また、今年は初めて「BEST STUDENT PROJECT」部門で同点となり、CAF受賞者上映では4本の受賞作品を発表しました。また、業界を代表する国際審査員により、エレクトロニックシアター上映では上位16作品、アニメーションシアター上映では上位19作品が選ばれました。

CAFのチェアを務めるダン・サルト(Dan Sarto)氏は、次のように述べています。「今年もアジアをはじめとする世界中のアーティストから、素晴らしい作品が集まりました。CAFの受賞作品をはじめ、エレクトロニックシアターとアニメーションシアターの上映作品は、信じられないほど多様で才能あるアーティストたちの最新の革新的な作品です。審査員の方々のご協力により、35本の短編アニメーションやコマーシャルなど、素晴らしいアニメーション作品がそろったので、東京会場とオンラインの両方でご覧いただけます。受賞者の皆様、そして作品を提供してくださった皆様、本当におめでとうございます」

今年のComputer Animation Festivalの予告編はこちらでご覧いただけます。

アワード受賞プロジェクト概要

BEST IN SHOW: Twenty Something
ディレクター: Aphton Corbin
プロデューサー: Erik Langley
製作会社 : Pixar Animation Studios
製作国: アメリカ
Twenty Something

 
作品について

大人になるのは難しいことです。順調な日もあれば、トレンチコートに隠れて誰にも気づかれないようにしている子供のような日もあります。21歳の誕生日の夜、Giaはまさにこのシナリオに陥ってしまいます。これは、大人になることの不安と、私たちは皆、成功するまでそれを装っているのだということを描いた物語です。本作品は、ピクサー・アニメーション・スタジオのSparkShortsプログラムの一環として製作されました。

BEST IN SHOW「Twenty Something」の予告編はこちら


BEST STUDENT PROJECT: Le Retour des Vagues
ディレクター: Manon Cansell, Alejandra Guevara Cervera, Edward Kurchevsky, Francisco Moutinho de Magalhães, Hortense Mariano
プロデューサー: Moïra Marguin
学校: Gobelins, L'École de L'Image
製作国: フランス
配給: Miyu Distribution
Le Retour des Vagues

 
作品について

過去との再会を求めて故郷に戻ってきた青年は、完全に時が止まった場所に遭遇します。慣れ親しんだ街並みの中で、記憶に惑わされながらも、かつて置き去りにしたものと向き合っていくことになります。

BEST STUDENT PROJECT:「Le Retour des Vagues」の予告編はこちら


BEST STUDENT PROJECT: Les larmes de la Seine
監督: Yanis Belaid, Eliott Benard, Nicolas Mayeur, Etienne Moulin, Hadrien Pinot, Lisa Vicente, Philippine Singer, Alice Letailleur
プロデューサー: Carlos De Carvalho
学校: Pôle 3D
製作国: フランス フランス
Le Retour des Vagues

 
作品について

1961年10月17日、"アルジェリア人労働者"は、パリ警視庁が課した強制的な外出禁止令に抗議するため、街に繰り出しました。

BEST STUDENT PROJECT「Les larmes de la Seine」の予告編はこちら


JURY SPECIAL: Only a Child
監督: Simone Giampaolo
プロデューサー: Gabriella de Gara
制作会社: Amka Films, RSI Radiotelevisione svizzera, SRG SSR
製作国: イギリス, スイス
Le Retour des Vagues

 
作品について

Only a Childは、シモーネ・ジャンパオロ芸術監督のもと、20名以上のアニメーション監督が制作した映像詩です。1992年にリオ・デ・ジャネイロで開催された国連サミットで、カナダの環境問題活動家であるセヴァン・カリス=スズキが語った、地球の未来のために子供が必死になって行動を呼びかけた言葉を、形と色で表現しています。若者の環境保護活動の30年を記念したオムニバス映画です。

JURY SPECIAL「Only a Child」の予告編はこちら


SIGGRAPH Asia 2021は、今年の12月14日から17日まで、日本の東京国際フォーラムとオンラインで開催されます。このハイブリッド版のプログラムラインアップの詳細については、こちらをご参照ください。
https://sa2021.siggraph.org/jp/attend

SIGGRAPH Asia 2021は、東京国際フォーラムでの開催に加え、オンラインでの開催も予定しています。ご登録の詳細は、こちらをご覧ください。
http://sa2021.siggraph.org/register

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  2. SIGGRAPH Asia 2021メディアご登録はこちら

シーグラフアジア2021について
ACM SIGGRAPHが主催し、今回で14回目の開催となるコンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ技術に関するカンファレンスと展示会「SIGGRAPH Asia 2021」は、日本での開催が横浜(2009年)、神戸(2015年)、東京(2018年)に続いて4回目です。世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、国内外の参加者に等しくイベントへの参加機会を提供するため、SIGGRAPH Asiaとして初となるハイブリッド形式での開催を行います(会期: 2021年12月14日~17日、会場: 東京国際フォーラム)。

「LIVE」を開催テーマとするシーグラフアジア2021では、コンピュータ・グラフィックス(CG)、バーチャルリアリティ(仮想現実: VR)、拡張現実(AR)、人工知能(AI)といった、最新技術に関する研究発表が国内外の研究者ならびに企業によって行われるほか、企業や大学による これらの技術の実用化に向けた展示デモンストレーション、業界最高クラスのCG/アニメ/映画作品を上映するエレクトロニックシアターなど、国際学会ならではの最新プログラムが行われます。多くの日本の大学・研究機関が発表を行い、参加者が最先端技術に対する知識を深め、国や地域を越えた人材交流の機会となることが期待されています。

詳細はhttps://sa2021.siggraph.org/jp/ をご覧ください。また、FacebookTwitterInstagramYouTubeで、イベントの公式ハッシュタグ#SIGGRAPHAsia、#SIGGRAPHAsia2021で検索することでご覧いただけます。

シーグラフアジアについて

シーグラフアジア(SIGGRAPH ASIA)は、コンピュータ科学分野の国際学会(ACM: Association of Computing Machinery)の分科会「SIGGRAPH」が毎年冬にアジアで主催する、コンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ技術の研究発表・展示を行う国際会議です。詳細はこちら(www.siggraph.org)をご参照ください。

Koelnmesseについて
Koelnmesse Pte Ltdは、世界最大の見本市運営会社のひとつです。80を超える見本市・展示会は、出展者の60%、来場者の40%がドイツ国外から来ており、業界で最も広いグローバル展開を行っています。Koelnmesseのイベントには、Imm Cologne、Anuga、IDS、INTERMOT、Interzum Cologne、Photokina、Gamescom、ケルン国際ハードウェア見本市など、25分野の世界的な主要見本市が含まれています。Koelnmesseは、過去13回のSIGGRAPH Asiaの開催において、ACM SIGGRAPHのイベントオーガナイザーを務めています。事業内容の詳細はこちら(www.koelnmesse.com.sg)をご参照ください。

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